TOS Season 1, Episode 20
Court Martial
宇宙軍法会議
"Star Trek" Court Martial (TV episode 1967) - IMDb
Stardate 2947.3
目的地
第11基地
目的
イオン嵐のために船が破損しこの修理及び1名の犠牲者(フィニー少佐)が出た原因の究明を行う軍法会議の出席のため。
結果
フィニー少佐が生きていてエンタープライズ内に隠れているがわかりカーク船長への容疑は晴れた。
日誌
カーク船長「航星日誌 宇宙暦2947.3 イオン嵐のために船が破損し1名の犠牲者が出た。船は第11基地で修理することになり基地司令官ストーン准将に被害報告を行った。」
カーク船長「航星日誌 宇宙暦2948.5 エンタープライズは周回軌道上で修理中だ。私はフィニー少佐の死が究明されるまで禁足を命じられた。私は無罪だ。」
カーク船長「航星日誌 宇宙暦2948.9 判事となる士官たちが基地に向かっている。一方、船の修理はほぼ完了した。」
カーク船長「航星日誌 宇宙暦2949.9 提出された証拠が決定的だったため弁護士も私を疑い始めた。」
カーク船長「航星日誌 宇宙暦2950.1 軍法会議はエンタープライズで再開された。」
異星人
なし
死者
なし
メモ
STAR SHIP STATUS
NCC-1709(U.S.S. Lexington) 74%
NCC-1631(U.S.S. Intrepid) 100% +α
NCC-1703(U.S.S. Hood) 51%
NCC-1672(U.S.S. Exeter) 72%
NCC-1664(U.S.S. Excalibur) 77%
NCC-1697(U.S.S. Essex) 30%
NCC-1701(U.S.S. Enterprise) 83%
NCC-1718(U.S.S. Excelsior) 45%
NCC-1685(U.S.S. Eagle) 22%
NCC-1700(U.S.S. Constitution) 12%
カーク船長は非常体制に入った後で観測ポッドを切り離したと報告したが、コンピュータ日誌上は非常態勢に入る前に観測ポッドを切り離したことになっていた。
第11基地のシャトル番号はSB11-1201/1
カーク船長査問記録
主題:フィニー少佐の死の究明
容疑:偽証と過失
フィニー少佐とカーク船長の関係:
・カークが士官候補生だった時、アカデミーの教官だった。
・彼は娘にカークの名"James"から"Jame"と名づけた。
・カークが以前乗船していたU.S.S. Republic NCC-1371に乗っていた時、フィニー(当時大尉)も同じ船に乗っていて重大な過失(彼の当直の後、核物質回路のスイッチが切られていなかった事で爆発寸前だった)を犯し、カーク(当時少尉)がこの事故を記録したことにより彼の昇進が絶たれた。
事故の詳細:
・イオン嵐の予報が出たためフィニー少佐をポッドに乗せた。(フィニーの当番だったため)
・フィニー少佐から連絡が来た時に船が嵐のふちにかかった。
・大した嵐ではなかったのでカーク船長は警戒態勢(Yellow Alert)を発令した。
・(コンピュータ記録)この時点で観測ポッドを切り離した。
・やがて嵐は激しさを増し船も危険な状態になり非常体制(Red Alert)に入った。
・(カーク船長の主張)フィニー少佐は一刻も早く船内に戻るべきだった。
・(カーク船長の主張)限界まで待ったが観測ポッドを切り離した。
ストーン准将はこの事故をカーク船長の疲労によるものとし闇に葬り軍法会議を開かないつもりでいたがカーク船長はこれを良しとせず無罪を主張し軍法会議の開催を求めた。
サミュエル・コグレー曰く「法律は言葉に書かれた概念でありそれを書いた人間の意図が最も大事でなんだ。」
軍法会議詳細
裁判長:ストーン准将
判事:艦隊司令部代表リンドストローム大佐、クラノウスキー船長、チャンドラー船長
被告人:カーク船長(認識番号SC937-0176CEC、階級:大佐、職務:宇宙船船長、アグザナ平和勲章、グランカイト戦術優秀章、プレンタレス・リボン章、第1級武勇勲章、名誉勲章、シルバー・パーム章2回、武勇を称える艦隊司令部の賞状、以下略)
弁護人:サミュエル・コグレー
検事:アリール・ショー大尉(カークの古い友人)
容疑:過失/宇宙暦2945.7にカーク船長は過失を犯し記録士官フィニー少佐を死に至らしめた。
被告人抗弁:無罪
証人1:スポック副長(認識番号:S179-276SP、階級:少佐、職務:副長及び科学主任、バルカン科学名誉勲章受章、艦隊司令部より2度の武勇勲章受章)
証人2:人事担当士官(階級:少尉、職務:人事担当)
証人3:Dr.マッコイ(階級:少佐、職務:船医、艦隊医療部よりレジオン・ドヌール勲章及び武勇勲章を受章)
(一時休廷)
エンタープライズではスポックがコンピュータ相手にチェスを行っている。
エンタープライズのチェスゲームをプログラムしたのはスポックであり、そのスポックがチェスを行うと論理的に勝敗はは5分5分のはずであるがなぜか5戦全勝であることからコンピュータの記憶バンクが改竄されていることを感知。
(軍法会議再開)
スポックが軍法会議に駆けつけ弁護人に証拠を提示。
サミュエル・コグレー「人間の権利、すなわち聖書であり、ハムラビ法典、マグナカルタであり、アメリカ合衆国憲法であり、火星植民地宣言、アルファ3号星法令です。それらはすべて裁かれる者の権利をうたっています。弁護人をつける権利、反対尋問の権利です。もっとも重要なのは検察側の証人と対決する権利だが被告人はそれを拒否された。本件で最も重要な証人は人間ではありません。それは機械、情報システム、コンピュータ日誌です。法廷を船に移して頂きたい。機械には権利はなくても人間には誰にでもあるはずだ。証人と対決させて欲しい。それを認めんのなら我々は機械と同じレベルだ。いや機械以下の扱いだ。提議を認めて下さい。私は何よりも機械に脅かされている人類の名において要求します。要求する!」
(ここで法廷をエンタープライズに移す)
エンタープライズのコンピュータの記憶バンクを改竄できるクルーはカーク船長、スポック副長、記録士官(フィニー少佐)のみである。
嵐の後どのように少佐を探したのかとのコグレー弁護人の問にカーク船長は「第1態勢(Phase1 search)」と答える。
(第1態勢[Phase1 search]とはケガをして応答できない者を船の内外でていねいに探すこと。)
コグレー弁護人は「自らを隠れさせ見つけられないようデータ改竄を行えば発見できず死亡と見なされる」ことを理解し、フィニー少佐が生きていてエンタープライズ内に隠れていることを確信する。
軍法会議関係者以外の乗員を全員エンタープライズから転送し、エンタープライズの探知機で音を拾い残った人々の心音を1人ずつ消していく実験を開始。
最後に1人の心音が残り居場所はBデッキ機関室の近くであることが判明。カーク船長は18Yから23Dを封鎖。カーク船長はフィニー少佐を探しに行く。
フィニー少佐は見つかりエンタープライズへの細工も無事解除。
フィニー少佐が死んでいないことで軍法会議は閉廷。
TOS:宇宙軍法会議 - Memory Alpha - スタートレックWiki日本語版
TOS:Court Martial (episode) - Memory Alpha, the Star Trek Wiki