The Ultimate Computer
恐怖のコンピューターM-5
"Star Trek" The Ultimate Computer (TV episode 1968) - IMDb
Stardate 4729.4
目的地
第6宇宙基地アルファ・カリーナ2号星
目的
新しいM-5マルチトロニックコンピュータの指揮により演習が行われることとなった。エンタープライズの機関室をM-5用に改造、20名以外の不要な乗員を降ろし、ウェズレー准将が指揮官となる攻撃艦隊がM-5を載せたエンタープライズを攻撃することでM-5の実戦演習テストを行い評価する任務である。
しかしM-5の暴走によりエンタープライズ指揮権をM-5から奪還することが重要な目的となった。
結果
M-5が攻撃を止めるよう説得したデイストロム博士は精神がおかしくなってしまったため代わりにカーク船長がM-5の説得を行った。カーク船長はM-5が攻撃をしたせいでU.S.S.エクスカリバー乗員全員が死んでしまったことをM-5に確認させ、この償いをするには死が必要であるとM-5自身が考えM-5はエンタープライズのシールドを下ろすことにより無防備状態になり自殺を計った。
カーク船長は指揮権を取り戻すことが出来たがU.S.S.レキシントン等残り3船からの攻撃を回避するために敢えてシールドを上げず無防備状態にした。
ウェズレー准将の人間性をよく知ったカーク船長は相手が攻撃しないことに賭けたためであった。
攻撃は回避されエンタープライズは無事に宇宙基地に帰還した。
日誌
カーク船長「航星日誌 宇宙暦4729.4 M-5を搭載した本船は演習に向け基地を出発した。」カーク船長「航星日誌 宇宙暦4731.3 M-5はエンタープライズを支配している。」
異星人
なし死者
機関部員ハーパー少尉 赤シャツ(M-5の強化パワービームにより消滅)エンタープライズ上U.S.S.レキシントン乗員53名(M-5指揮権下のエンタープライズ フェイザー攻撃)
U.S.S.エクスカリバー乗員ハリス船長、副長含め全員400名以上(M-5指揮権下のエンタープライズ フェイザー攻撃)
メモ
第6宇宙基地の司令官はエンライト准将M-5マルチトロニックコンピュータ詳細
・デイストロム博士が発明した装置で秀逸なコンピュータである。
・特徴として船内のコンピュータを統括し全作業を制御する。
・日常業務から戦略上のトラブルまで対応することができる。
・予備テストでは満足の行く結果が出ている。
・エンタープライズへの設置と監督はデイストロム博士が行う。
・船長の仕事はM-5が行うため不要となる。
・M-1からM-4までは完成品ではなかった。
・デイストロム博士の思考パターンを与えていた。
スポック副長はA-7コンピュータの一級技官である。
この時代の科学では外科医のプログラムは出来ていない。
エンタープライズに残った乗員はデイストロム博士、カーク船長、スポック副長、Dr.マッコイ、スコット少佐、スールー大尉、ウフーラ大尉、チェコフ少尉、機関部員ハーパー少尉、保安部員レスリー大尉、保安部員少尉、他10名。
アルファ・カリーナ2号星詳細
・Mクラス
・大気は酸素と窒素
・陸地は2ヶ所
・生命体の反応あり
カーク船長が選択した上陸班はカーク船長、Dr.マッコイ、生物学者フィリップ、地質学者ローランド主任、科学主任スポック副長
M-5が選択した上陸班は科学主任スポック副長、生物学者フィリップ、地質学者カーステア少尉
(人選理由:指示を出すために科学主任、29の惑星で類似の生命体を調査したフィリップ、採掘会社に調査を依頼され当地を訪れたカーステア、船長とドクターは不要)
エンタープライズはU.S.S.エクスカリバー[NCC-1664]とU.S.S.レキシントン [NCC-1709](ウェズレー准将指揮)相手に予定外の演習を行う。
(結果:エンタープライズはディフレクターに損傷を受けたのみ、レキシントンとエクスカリバーは実戦なら致命傷となるフェイザー直撃を受けた。)
予定外のM-5演習結果が成功だったためカーク船長はウェズレー准将よりダンセル船長と呼ばれた。
(ダンセルの意味:アカデミー候補生たちが使う言葉で無駄に存在する部分のことである。)
カーク船長は20世紀詩人John Masefieldの詩Sea Feverの一節「望むものは高い帆の船、そして船を導く星ひとつ」を語る。
M-5は宇宙艦隊の輸送船ワルデン(NCC-325) (アンタレスタイプ鉱石貨物船で自動操縦乗員なし)を敵と誤認し光子魚雷で破壊した。この時M-5との接続を切ることが出来なかった。
M-5は自分自身の装置の周りにフォースフィールドを張ることが出来たため人為的に接続を切ることが出来なくなった。
リチャード・デイストロム博士はわずか24歳でノーベル賞とZ・マグニー賞を受賞している。
スポック副長とスコット少佐は自動操舵の回路を外し独立して機能させることができれば指揮権を取り戻せると考え実行した。(ジェフリーズ・チューブ/ENGINEERRING CIRCUIT BAY G-121)
しかしM-5がバイパス回路を作ったためうまく行かず、チェコフ少尉はスポック副長よりエレメントH279及びG95システムを試すよう指示されたが反応がなく表示もオフであった。
予定の演習では4隻のコンスティチューション級スターシップ(U.S.S.レキシントン[NCC-1709],U.S.S.エクスカリバー[NCC-1664],U.S.S.フッド[NCC-1703],U.S.S.ポチョムキン[NCC-1657])でエンタープライズを攻撃した。
U.S.S.レキシントンのウェズレー准将より艦隊司令部への通信内容
「全船奇襲攻撃を受け多数の死傷者が出ました。レキシントンは行動可能です。エンタープライズは今も攻撃中。残された解決方法はエンタープライズを破壊すること。許可を与えて下さい。交信終了。」
艦隊司令部よりU.S.S.レキシントンへの返答通信内容
「エンタープライズ撃破を許可する。確認せよ。」
M-5が自殺を選びシールドを下した後のカーク船長船内放送内容
「カーク船長だ。本船は約1分後に連邦船から攻撃を受ける。M-5は本船の制御をやめ自ら命を絶つべく無防備状態に入った。慰めになるかは分からんが我々19名が犠牲になれば1000名以上の同僚を救える。」
TOS:恐怖のコンピューターM-5 - Memory Alpha - スタートレックWiki日本語版
TOS:The Ultimate Computer (episode) - Memory Alpha, the Star Trek Wiki
0 件のコメント:
コメントを投稿